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医療法人白雄会 白根医院

〒010-0922
秋田市旭北栄町5-29

018-862-1330

018-862-1068

白根医院

内視鏡検査

上部内視鏡検査とは?

先端にCCDレンズを内蔵した電子内視鏡を口または鼻から挿入し、食道・胃・十二指腸の粘膜を肉眼的に観察する検査です。通称、胃カメラ(内視鏡)とも呼ばれます。

患者様と医療スタッフ間の感染予防対策として、飛沫やエアロゾルを発生源から除去する体外バキューム「Free100 Next」を導入しております。

経鼻内視鏡検査とは?

口から挿入する経口内視鏡とは別に、鼻から挿入する内視鏡(経鼻内視鏡)です。当院では経鼻内視鏡も導入しておりますので、嘔吐反射が強く、口からの内視鏡がつらい方は、ご相談ください。

経口内視鏡と経鼻内視鏡はそれぞれにメリットとデメリットを持ち合わせています。医師と相談し、どちらの検査をお受けになるかを決めてください。

経鼻内視鏡のメリット

  • ・スコープが舌の付け根を通らないため、嘔吐反射が起こりにくく、息苦しさも少ないです。
  • ・検査中も会話が可能です。

経鼻内視鏡のデメリット

  • ・CCDレンズが小さいため、経口内視鏡に比べ画像の精度は高くありません。そのため、精密検査には不向きです。
  • ・検査中に、胃を膨らませたり水を吸ったりするのに時間を要するため、検査時間が多少長くなります。
  • ・ポリープ切除などの治療には不向きです。

経鼻内視鏡をお勧めする方

  • ・嘔吐反射が特に強い方(普段歯磨き等をしても吐気のある方)
  • ・以前の経口内視鏡検査がとても苦痛であった方
  • ・初めての検査で不安や緊張がとても強い方

経鼻内視鏡をご希望される方にご留意いただきたいこと

  • ・検査前の処置として鼻腔内に麻酔剤を噴霧しますが、まれに鼻痛や鼻出血が起こることがあります。
  • ・鼻の病気がある方や鼻腔が元々狭い方、鼻腔が曲がっている方などは、経鼻内視鏡が鼻腔を通過出来ないことがあります。この場合、鼻から入らないときは、口から挿入して検査することもあります。

上部(胃)内視鏡検査の手順と注意事項

  • ・検査前に、医師より検査の説明を受け、同意書に署名をいただきます。
  • ・服用中のお薬の確認が必要です。お薬手帳やお薬を必ずお見せください。
  • ・抗血栓薬(抗凝固薬・抗血小板薬)を服用中の方は、必ずお知らせください。
  • ・精密検査として組織を採取することがありますが、抗血栓薬を服用中の方は出血を伴うため検査ができない事があります。

①検査前日は

夕食は消化の良いものを摂り、午後9時頃までには済ませてください。
水分は制限がありませんので、十分にお取りください。

②検査当日は

朝は何も食べずに来院してください。お水は検査の1時間前位までは飲んでも結構です。(牛乳、ジュース、お茶は飲まないでください)

③来院したら

検査前に胃の中の粘膜や気泡を減らす水薬を飲んでいただき、10分程左側を下にして横向きに寝ます。その後、咽頭反射を抑えるために喉の奥に麻酔薬を噴霧し、スコープを挿入し易くします。

④経鼻内視鏡

検査前に、鼻の粘膜を広げ、出血しにくくする薬と麻酔薬を噴霧します。胃の中にたまった粘液や泡を除去するために水薬を飲んでいただき、10分程左側を下にして横向きに寝ます。
その後、2回目の麻酔薬の噴霧を行います。

⑤検査後は

診察室で、医師が画像(写真)を見せながら説明をします。喉の麻酔が切れるまではむせやすいため、検査終了後30分は飲食をしないでください。
組織を採取した場合は、食事は1時間後から可能ですが、その日1日は刺激のある食事・飲酒は避けてください。
シャワー・入浴は可能です。
精密検査として組織検査を施行したときは、およそ14日後に来院していただき、結果説明を行います。必ず来院して説明を受けてください。

検査を受けるには

  • ・当院は、原則予約制を導入しておりますが、予約なしでも当日朝食を摂っていなければ、検査が可能なときもございます。
    (ただし、予約した方が優先ですので、朝早く受付されても順番や開始時間がお昼近くになることもございます)
    緊急の検査などで、予約の方でも順番が変わることがありますので、ご了承をお願いいたします。
  • ・初めての方でも緊張せずに検査を受けられるよう、スタッフが声をかけサポートいたしますので、安心してご来院ください。

下部内視鏡検査とは?

肛門から電子内視鏡を挿入し、およそ1.5mある大腸の中を観察する検査です。大腸と一口に言っても、その部位は、肛門、直腸、S字結腸、下行結腸、横行結腸、上行結腸、盲腸に分かれ、大腸がんや大腸ポリープ、大腸炎などの病気の有無を検査・診断します。通称、大腸カメラ(内視鏡)とも呼ばれます。

大腸内視鏡検査は、次のような症状のある方が一般的に適応とされます

  • ・便に血が混じる方
  • ・腹痛が続く方
  • ・下痢または便秘が続く方
  • ・便秘と下痢を繰り返す方
  • ・家系に大腸がんになった人がいる方
  • ・原因不明の貧血がある方
  • ・便潜血検査で陽性と診断された方

※ 便潜血検査で陰性であっても大腸の病気を否定することは出来ません。自覚症状がなくても大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。自覚症状が現れてからでは、大腸の病気が進行していることもあります。

下部(大腸)内視鏡検査の手順と注意事項

  • ・検査前に、医師より検査の説明を受け、同意書に署名をいただきます。
  • ・服用中のお薬の確認が必要です。お薬手帳やお薬を必ずお見せください。
  • ・抗血栓薬(抗凝固薬・抗血小板薬)を服用中の方は、必ずお知らせください。
  • ・精密検査として組織を採取することがありますが、抗血栓薬を服用中の方は出血を伴うため検査ができない事があります。

①検査前日までは

大腸内視鏡検査を行うには、大腸の中を空にする必要があります。そのため、検査2~3日前から消化の良い食事と便通コントロールをお勧めしています。
当院では検査日前日は、原則として検査食(昼・夕の2回)を食べていただいております。朝食は消化の良い食事を普段どおりお召し上がりください。また、夜9時には下剤を内服していただき、排便を促します。

②検査当日の朝は

何も食べずにご来院ください。お水・お茶は飲まれても結構です。
検査当日の下剤は基本的にご自宅で服用していただきます。遠方の方、ご希望の方は医院での服用が可能です。
ご自宅で下剤を飲まれた場合は9時半までに来院してください。
医院で飲まれる場合は朝8時に来院してください。
腸管洗浄液1.8Lを1~2時間かけて飲んでいただきます。通常は3時間前後できれいになります。排便の回数や性状を伺い、便が透明になった方から検査を開始いたします。

③内視鏡室にて

検査着に着替えていただき、腸のぜん動運動を抑える薬を注射します。
検査中、内視鏡がスムーズに挿入されるように、腹部を圧迫したり、体位を変えたりします。検査時間は個人差がありますが、およそ15~30分です。
精密検査として組織を採取することがあります。

④検査終了後は

内視鏡室内の更衣室にシャワーとトイレがありますのでご利用ください。
着替えを終えると診察室で、医師が画像(写真)を見せながら説明をします。
精密検査として組織検査を施行したときは、およそ14日後に来院していただき、結果説明を行います。必ず来院して説明を受けてください。

ポリープ切除について

医学的に必要性のあるポリープに関してはご希望により当日ポリープを切除することが出来ます。
ただし抗血栓薬を内服中の場合やポリープの大きさ・数によっては入院可能な病院にご紹介いたします。
ポリープ切除は月曜日木曜日午前中のみです。

ポリープ切除をした場合、下記事項を必ずお守りください

  • ・切除当日はできるだけ安静を心がけてください。
  • ・翌日からのお仕事は構いませんが、重労働や運動、重いものを持ったりすることは1週間控えてください。
  • ・切除日から3~4日間は消化の良いものを食べてください。アルコールは切除日から1週間は摂取できません。
  • ・切除後3~4日間はシャワーのみで湯船につからないでください。
  • ・旅行は1週間控えてください。切除後3~4日間は長距離の車の運転は控えてください。

検査を受けるには

  • ・ご来院の上、医師の診察を受け、検査日を予約していただきます。検査日は、月曜日、木曜日、土曜日(第2,4週)の午前中となっております。
  • ・検査日が決まりますと、看護師が検査についての詳細なご説明をいたします(検査の流れ、前日までの食事、服用する下剤等々)。

内視鏡検査すべてに共通する事項

内視鏡の洗浄・消毒について

  • ・当院では内視鏡検査に係る、経口内視鏡・経鼻内視鏡・大腸内視鏡すべて、日本消化器内視鏡学会・日本環境感染学会のガイドラインに従い、患者様1人ひとりの検査終了後に自動洗浄機にて内視鏡(スコープ)の洗浄・消毒をおこない、感染防止対策を徹底しております。
  • ・洗浄・消毒には専門知識を修得した内視鏡技師が、実施や管理・介助に当たり、安全で清潔な内視鏡検査を実施しております。どうぞ安心して内視鏡検査をお受けください。

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